４、（２００１年１０月） 日本の神話「古事記」の神々 （最新更新分）
今月、「古事記のものがたり」と言う本に出会いました。「古事記」という我が国最古の書物は、けっして単に古いだけが取り柄ではない。古事記は、まだ日本人が文字を持たなかった時代に、稗田阿礼という人物が記憶した実相の日本国「神の国」がありありと語られた日本民族の英知の記録である。私は「古事記のものがたり」を読んで、作者である宮崎みどりさんから「日本人が日本の神話を知らずにいるということがとても悲しいです。」という手紙やメールを頂きました。この霊感ゆたかな本を再読三読しながら、このＨＰで私の解説を試みようと思います。
３、（２００１年４月） 高津寮同窓会２００１
このＨＰの出発点とも言える高津寮同窓会が開催された。追記という形で書こうと思っていたが、時間差が1年以上あると現象世界は無常であるから、同一テーマとして取り扱うことは出来ない。従って、稿をあらためてここに感想を書くことにする。
今回は御殿場で、ゴルフコンペ付きであった。不景気というのにリゾートホテルやゴルフコースは予約でいっぱいだ。どうやら、裕福な年金生活者達が利用しているらしい。高齢者層の貧富の差が拡大している一方で、若者層はプー太郎をやろうが一流企業に勤めていようが大差が無い。少子化のせいで過保護で育てられたため生命力を十分発揮出来ないのが現代の若い日本人の特徴である。
私は彼等の親の世代で、こちらは少子化の当事者、責任者なのであるが、リストラだの不景気だのというもっと大きな時代の波に翻弄されて当人達が生きていくがやっとのことである。
そんな中で、我が高津寮生達が懲りずに盛大に同窓会を開催するというのである。メンバーはいよいよ各企業組織の最高齢、つまり定年寸前に達し、最後のご奉公と言う訳で、私を除き大変多忙のようである。ヨーロッパ、南米、中国等へ往来する中、今回は２８名が参加し、うっかりリコンファームするのを忘れた人達を放っておいて、ゴルフコンペにも希望者８人が参加した。
会場は時乃栖という出来たばかりのリゾート施設であった。現代の大衆需要の一般的傾向に沿ったものなのであろう。ゴルフコースは景色は最高だが、谷越え、ブラインド、ドッグレッグの連続で熟練者向けの難しいコースであった。寮生のＹ君が会員で、２組分手配して呉れた。１８０度富士山のパノラマを望めて、私は富士山の美しさを堪能できた。
今のところ全くマイナーなこのＨＰであるが、和歌を毛筆で書くという高雅な趣味を持つＦ夫人が、私が勝手に自伝編で引用している御製の間違いを指摘してくれて、恥知らずの私は唯有り難いばかりであった。今回は夫人同伴者が４人いて、ゴルフの時はＩ君夫妻とコースを回ったのであったが、こちらの夫人からはマナーやルールの間違いを指摘され、唯有り難いばかりでありました。この夫人は何でも幼稚園の園長先生ということで、私は即良い子になってしまったのでした。
宴会にあっては、全員１８歳の無知無学にして世間知らずで怖いもの知らずの少年に返って、酒を飲んでは口角泡を飛ばし、互いに呼び捨てにし、わめき散らし、時間の経つのも忘れ夢の一夜を過ごしたのであります。
（４月１５日記）
（追記）数時間後ゴルフの写真が送られてきた。インターネットの時代となり、情報の伝達は天眼通を得たかの如くである。富士山をバックに爽やかに晴れ渡った春、天地一切のものは我等を祝福している気分でありました。中央オレンジシャツが筆者で、左端は大学教授のＷ君、順に一応社長のＫ君、中国視察から帰ったばかりのＩ君夫妻、ゴルフがうまいＯ君とＩＳ君、右端がゴルフコース会員のＹ君でした。
（以前の記事）
１、（２０００年７月） 大学と高校の同窓会に出席してみた感想
去年の秋、大学時代の同窓会に２０年ぶりに出席した。場所は、伊豆の北川（ホッカワ、と読む）の小さな宿で、約４０名が参加した。たったそれだけの人数で小さな宿は満室になった。妻を同伴した者も数名いた。出席率は８０％以上で、日本各地からわざわざ一夜の歓談のためにやってきたのであった。私は初回に出席したきり、２０年間欠席していたのであったが、同窓会は毎年開催されていたらしい。思えば初回も伊豆で、場所は修善寺であった。
第一回の同窓会のときは、私は生長の家の道場で生活していた。まだ確固たる思想を確立できてはいなかったものの、谷口雅春の著述した文書を既に１００冊以上読んでいたため、同窓会での挨拶では口先だけでは悟ったようなことを言い、「あいつは遂に頭がおかしくなったか」と思った者が多かったに違いない。その後２０年間の人生経験で検証した思想の実証データにより、私の信念は今や不動となった。今回の同窓会で皆と再会できて心からうれしく思った。日本各地から集まり、高津寮で一年間寝食を共にした仲間は真の兄弟同然であり、時間と人生経験を加えてますます同類意識が育まれたようである。職業は概ね技術屋だが、医師２名、公認会計士１名、タクシー１名（私）という変種も現れた。
そして今年の５月、高津寮のミニ同窓会があり、語り残したことを全員テーブルスピーチさせ、少しだけガス抜きした。会場が上品であったのと参加人数が手頃であったこと、さらには料理も一般客相手のホテルより上等で手が込んでいたので、互いの風貌に忍び寄る老化の兆しを忘れて実に楽しい一夜を過ごした。
さらに６月、今度は高校の同窓会が都内のホテルで開催された。同学年だけではとても人数が集まらないのでこちらは年齢無視で卒業生全員に呼びかけ、ざっと１５０人ほど集合した。同学年では６人（一人は母校の教頭）を確認した。自伝編で書いたＫさんもすっかりアラブ時間で生活しているらしく二時間ほど遅刻して参加した。Ｋさんは年の割には若く感じられたが、女性の場合既に孫がいる同窓生もいて、花の命の儚さをしみじみ感じてしまったのであった。当時大学を出たばかりの青年教師であったＫ氏は、今年校長で定年リタイヤし、はるばる郷里の出雲から出席した。彼が教師時代に私は自伝編で書いたＭ君やＯ君等と共に彼の下宿を訪ねたことがあった。こうしてみると高校時代も受験一途で駆け足ですり抜けてしまったが、たくさん見落としていたことがあった。年齢経験をかさねてから、改めて同時代を生きた兄弟姉妹を見ると忘れていた大切なものが見えてくる。同窓会はこんなに愉しいものであったのかと思う。
（追記１） ＨＰに「ゆびとま」という意外にメジャーな同窓会掲示版があるのを発見。登録者数が１００万人を超えたというから驚いた。母校の高校の掲示版には２００人ばかり登録した名前がある。私も早速書き込んだ。見ると、皆若い。私など最年長の部類に入る。そこで一つ素敵な発見をした。少し後輩のＨＰ（ｎｏｒｔｈ ｄｒｅａｍｓ）がすばらしい。私は電話代を忘れて五時間ぐらい覗きこんでしまった。
（追記２） 前記高校の同窓会の写真が送られてきた。筆者は後列中央、その隣は元美少女だったＫさん、筆者の前にいるのは今春まで出雲高校の校長をしていたＫ先生。左端のひげを生やした人は音楽家の倉田君（筆者と幼稚園から高校まで一緒だったというが、そうだったのかなァ）
２、（２０００年１０月） インターネット社会をどのように生きればよいか。
この夏にＨＰをＵＰして、遅蒔きながらインターネットデビューを果し、沢山のＨＰを覗いているうちに、季節は早くも秋になってしまった。いろいろなＨＰがあるけれども、写真をメインにするものと、文章をメインにするものとに二分することができる。後者は更に、思想性があるものと、単にデータを並べたものとに分けられる。データを並べるだけのものの代表は検索専門のページである。知りたい情報はなんでもネット上にある。これはこれで素晴らしい。
私のＨＰは文章がメインであり、データより思想性を重視するものである。従って、自分の生業である仕事関係の記事より、自己紹介の作文の方が遥かに多くなっている。このＨＰのコンセプトが、ネット上に不足気味の「人間の尊厳と自由な精神」を供給することであるからだ。
写真の掲載がない。今のところ、必要を感じないからである。ＢＢＳもない。これは、他にパワーのある環境を整えたハードとソフトのプロの人達に任せるのが合理的であるからだ。ＢＢＳ（掲示板）には不特定多数の書き込みが予想され、中には余分なものも混入してくる。管理するのが大変であると、いろいろなＢＢＳを覗いた結果感じられるのである。
自分の心的スタンスが保てて、居心地が良いＢＢＳに書き込んでいるのが最も快適である。ＢＢＳに書き込むということは、同時に自分の世界を創造することであり、そこで発言したことの全てに責任を負うことでもあるから、自分のＨＰで書くのと大差ないのである。著作権は先方にいってしまうが、そんな権利は、私の場合どうでも良い。
私は友人のＢＢＳにもお邪魔することがあるが、ハッピーリンクのＢＢＳに出会うことが出来て、インターネットの素晴らしさを痛感している。ハッピーリンクは、日本バイナル（株）の塩見社長が提供しているＢＢＳで、生長の家栄える会(大阪）のメンバーがボランティアで運営している。塩見氏は、インターネットの草分け時代からのネット人間で工学博士号（大阪大学）もネット関連の研究で授与された人です。ネット上で親しみを感じて勝手にここで紹介しましたが、私はまだ生で会ったことがないのです。
私の最近の発言はハッピーのＢＢＳを御覧下さい。